【願】ヘルプマークのこと

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みなさんこんにちは
今日は、
高校生から学んだ

“ヘルプマーク”

のことについて。

１人でも多くの人にヘルプマークのことを
知ってもらいたいという想いで書いています。

少し長くなりますが、ぜひお付き合いください。

私の親せきに高校生の女の子がいます。
※以下Mちゃんといいますね。

女子高生Mちゃんが先日、

「リウマチ」

の診断を受けました。

中学生くらいから関節の痛みを感じては
いたものの、成長痛みたいなものかと
とくに病院にかかることなく過ごしていました。
今年になって、痛みが徐々にひどくなり
痛みのため自転車での通学が困難な状態となったため
バス通学に変更を余儀なくされました。

Mちゃんは、最終的には起き上がることができなくなるほどの
関節の痛みに見舞われることとなりました。

近くの病院では、

「リウマチの疑いがある」

と言われたものの、正式には大きな病院で
精密検査を受けないと分からないとのこと。

生まれた時から側で成長を見守ってきた私としては、
「リウマチ」
という病名に絶望しました。

「まだまだ高校生なのに・・」
「最近人生初のバイトを始めて楽しんでたのに」

彼女のこれからの人生を思うと
切なさとやるせなさとむなしさと。。。
これまでに感じたことのない感情に襲われました。

「彼女のために何ができるのだろうか」
とずっと考えましたが、
替わることもできないし、
痛みを理解することもできない
んですよね。。。。

ただ、側にいることしかできないのかな
そんな悶々とした思いを抱えて、
精密検査の結果が出る数日間は、
上の空で過ごしました。

当の本人はというと、、、
割と淡々としており、
元から明るい性格でもあるためか、
相当な痛みも伴っているのに、
外目には落ち込んでいる様子は
見せずに過ごしてくれていました。

どきどきの精密検査の結果は、
やはり

リウマチ

ただ、本当に救いだったのは、
薬を服用することで日常の生活が取り戻せる
くらい薬が進化しているとのこと。

希望の光が見えてただただほっとしました。

すぐさま
ステロイド剤が投与され、
見事に薬が効いて
歩くこと、起き上がることも困難だった
身体の状態が一気に改善したようでした。

Mちゃんからは、

「朝起きたら伸びができる！！！まじびっくりよ」

とラインで喜びの報告してくれました。

ステロイド剤は副作用が大きいため
期間しか投与ができず、これからも自分に合う薬を
探しながら生活していくことには
変わりありませんが、とにかく苦痛から解放された
ことが何よりうれしい知らせでした。

その後、Mちゃんは、薬の投与を続けて、
学校に行けるまでには身体は回復しました。

ただ、足首や手首には相当の痛みを伴い、
バス通学中は、できるだけ座りたい状態である
ことには変わりありません。

そこで、高校生Mちゃんがとった行動。
それは、区役所に出向いて

「ヘルプマーク」

を取得すること。

私は、恥ずかしながら、このマークの存在や意味を
よく理解していませんでした。。。
椎名林檎のグッズで問題になったなくらいの
レベルでした。

このヘルプマークは、

「外見からは分からなくても
援助や配慮を必要としている方が
周囲の人に配慮を必要としていること
を知らせる」

というサインです。

元々は東京都が作って、それが少しずつ全国に
広がっているそうです。

ただ、私も含めまだまだ認知度は低いなと感じます。

速やかにヘルプマークを取得したMちゃん。
存在さえもよく知らなかった私には
驚きの行動でした。

どこでヘルプマークのことを知ったのか
Mちゃんに聞いてみると、
TikTokで知ったとのこと。

「SNS素晴らしい」

ただ、
ヘルプマークの存在を広げようとしている
人がいる一方で、
ヘルプマークを見て

「きもい」

という心無い言葉をかけられた人も
いるそうです。

Mちゃんは、

「着けるのはさすがにちょっと怖い」

と話していました。

ただ、

「このヘルプマークの存在をもっと知ってほしい。
申請はめちゃくちゃ簡単で誰でも取れるから、
必要な人は躊躇せずに取ってほしいと思う」

とも話していました。

ヘルプマークを身に着けて歩くことは、
見た目では分からない何らかしらの障害を外部に知らせる
という行動であり、想像以上に勇気のいることだと思います。

さらに学生が通学バックに身に着けて歩くということは、
相当な覚悟が必要な行動だと思います。

病気と向き合う彼女の決意や
普段通り明るく過ごす姿、
人には分からない障害や病気で苦しんでいる人
に対して見せる彼女の優しさ

に頭が下がる思いでいっぱいです。

Mちゃん色々なことを教えてくれてありがとう。

世の中のあらゆる事を知ることはできない
けれども、

「想像力を常に働かせておく」

ということを怠ってはいけないなと
改めて思いました。

「私ができることはなんだろうか」と
ずっと考えていましたが、
彼女の病気を通じて知ることができた

“ヘルプマーク”

の存在を1人でも多くの誰かに届けることも
私ができる一つの役割だと気が付きました。

今後もっともっとヘルプマークへの理解が
進み、当たり前に取得して当たり前に
手を差し伸べられる
そんな優しい社会になることを心から
望みます。

そしてMちゃんよ。
リウマチとはずっと付き合っていくことになるだろうけど、
たくましく生きて欲しい。
すでに、Mちゃんは、Mちゃんにしか見えない他人の痛みが
見えているように感じています。
人の痛みが分かる優しく強く素敵な女性に成長してね。